
受験生の頃、クロッキーが好きになりました。
そして先日、裸婦を描くデッサン会に誘って頂き、
手を真っ黒にしながらコンテで描きました。
全然あの頃みたいには描けなかったけれど
とても楽しかった。
一本の線で、人の構造が立ち上がる瞬間。
コンテの向きや強弱だけで、体温が出ること。
何もない白い紙の上に、
突然“存在”が現れるあの感じが好きでした。
時間はかかっていないし
量もあるわけじゃない
でも、確かにそこに“生きた線”がありました。
糸が好きだったのも、
きっとその延長だったのだと思います。
私は、圧倒したかったのではなく、
生きた線を描きたかったのかもしれません。
証明ではなく、震え。
それが原点だったのだと、
やっと思い出しました。







