手の方が先に知っている——考えることと、つくることのあいだで

具体と抽象について
考えていた今日。

形を崩そうと思って、
実際に手を動かしてみたら、

手は、思っていたのとは
まったく逆の方向へ動きました。

そのときは、
なぜそうしたいのか
自分でもよく分からなくて。

でも制作から少し離れたら、
「ああ、そういうことだったのか」と
急に別の見方が出てきました。

頭で考える。
手を動かす。
一度離れて、また見る。

その行き来の中で、
最初にはなかったものが見えてくる。

自分が作品を動かしているようで、
作品によって
自分の思考も動かされている。

ときどき、頭より先に
手の方が知っていることがあるみたいです。

一宮市博物館で行われる一宮市美術作家協会展(9月中)で開催される作品制作の取り組み

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