
1年という時間は、その子を知る時間でした。
つむぐアート教室は、この夏で1年を迎えました。
この1年を振り返ると、作品の数が増えたことよりも、一人ひとりの「らしさ」が見えてきたことが、何より大きな出来事だったように思います。

1年間通ってくれている子がいます。
制作を重ねる中で見えてきたのは、シュッとしたエッジのある線に惹かれること。
細かな世界を丁寧につくること。

そして、その子らしい落ち着いた色の組み合わせを選ぶこと。
最初から知っていたわけではありません。
私自身も、「この子は何に心が動くんだろう」と見つめ続けた1年でした。

きっとその子自身も、いろいろな素材や表現を試しながら、「私はこういうものが好きなんだ」と、自分の中にあるものを少しずつ見つけてきたのだと思います。
大きく大胆に表現することが心地いい子もいれば、小さな世界をじっくり積み重ねることに夢中になる子もいます。
正解は、一つではありません。

だから、つむぐアート教室では、時間に追われて作品を完成させることよりも、その子が自分自身と向き合い、「好き」や「らしさ」をゆっくり育んでいける時間を大切にしています。
その子らしさは、急いでは見つかりません。
だからこそ、この1年という時間に感謝しています。












