造形教室での話③

【造形教室での話③】

造形教室に入りたての頃は、周りの人を気にしながらマネをする様な作風の生徒さんも、だんだんと気持ちがほぐれてきて

皆と同じ様なものを作ろうとするのではなく、単純に、素材そのものの形に集中して作り始める姿をみることがあります。

そして一年以上同じ生徒さんを見続けていると、

ハサミの使い方が格段にうまくなっていたり、

こんなこと、できるようになったんだね、

と成長を真横で見届けられる時、

先生になってよかった〜と幸せを感じます。

まだ先生歴一年半程しか経っていなくて、想定と違うことが起きてどうしたらよかったのか

たくさんやり直したいことだらけだけれど、

全ては経験だと思って重く受け止めています。

教訓も込めて、いつか傷が癒えたらその時の事を伝えられる日がくるだろうか?と自問自答する日々です。

それを背負って安心して楽しいレッスンをしていくことを、これからも考えていきます。

もうすぐ先生のレベルアップできるかの試験があってレポート作成や試験勉強を頑張っています。

自分がいま頑張っていることは、全て自分の自信や糧になるのだと思ったら、無駄なことは一つもありません。

勉強嫌いな私でも、好きなことなら、なんとかくらいついて素直に頑張ろうと思えます。