古いインスタレーション作品を補修して思い出した、子育てと時間のこと

今日は博物館で、これまで制作してきたインスタレーション作品の中でも

最も大きく、そして一番古いパーツをもう一度ひらき、補修作業を行いました。

新しい針金で補強しながら形を整えていくうちに、

制作当時の暮らしや、子育ての記憶が自然とよみがえってきました。

古い作品をひらくということ

やり始めてみると、思った以上に直すところが多く、

糸を巻いた針金はあっという間になくなっていきました。

長い時間を経た作品には、その分だけ手直しの跡も必要になります。

制作と暮らしが重なっていた頃

このパーツを作っていた頃、

子どもが障害物競走のように、ぴょんぴょん跳びながら

リビングからキッチンへ行き来していた光景を思い出しました。

まだ保育園に通っていた頃のことです。

赤のパーツを丸めたらこんなコンパクトに

子どもの成長と、後悔と

今では子どもも青年期を迎え、

自立の道を歩み始めています。

あの時、もっと話を聞いてあげられたらよかった、

そんな悔いが胸をよぎることもあります。

母としても、人としても未熟だった自分。

そのツケが、時間をかけて今、巡ってきているのかもしれません。

それでも、受け入れていく

作品も人も、完璧なままではいられません。

補修しながら、形を整えながら、

今の自分ができることを重ねていく。

そんなふうに、すべてを受け入れていきたいと思っています。

今夜は、家族で穏やかな時間を過ごしたい。

メリークリスマス。

ガランとした和室二間。
全てのパーツがこのワゴンに収まりました
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